低スペックPCですが、Windows10でコンパクトOSを試してみました。
パソコンを高速化させるのは、非常にワクワクしますね。
方法は、タイトルの通りOSをコンパクト化するだけです。
結論としては、残念な結果となりました。
コンパクトOS化と戻し方についても記載したので、ご覧ください。
コンパクトOSとは?
コンパクトOSとは、Windows10の起動を高速化する機能です。
仕組みは、以下となります。
①OSを圧縮してメモリへのロード時間を短縮する
②ロードしたOSを解凍する
理論上、①の時間は短縮される。
ただし、②は逆に負荷となる。
実施環境
コンパクトOSを試したPCのスペックを示します。
- CPU Celeron Dual-Core B830 1.8Ghz/2コア
- メモリ 6GB
- HDD 320GB
PCの詳細は、以下のページに記載してます。
興味のある方は、参照してみてください。
コンパクトOS化の実施
①圧縮状態の確認
まず、OSの圧縮状態を確認します。
ターミナルから以下のコマンドを投入。
>compact /compactos:query
実行結果は、以下です。
「システムは圧縮状態ではありません。Windowsにより、圧縮はこのシステムとって効果がないと判断されました。」
やっぱり、低スペックだと意味ないのか〜。。。
でも試してみよ。。。
②圧縮の実施
ターミナルから以下のコマンドを投入。
>compact /compactos:always
実行結果は、以下です。
正常に圧縮されましたね!
ビフォーアフター
OSの圧縮前と圧縮後の起動時間をそれぞれ3回収集しました。
以下に結果を示します。
起動時間 | ビフォー(秒) | アフター(秒) |
---|---|---|
1回目 | 57 | 145 |
2回目 | 68 | 130 |
3回目 | 57 | 145 |
残念な結果となりました。
起動時間が2倍以上も悪化しました。
良い結果が得られなかったのでOSを元に戻します。
ターミナルから以下のコマンドを投入。
>compact /compactos:never
実行結果は、以下です。
これで、元通りです。
高性能PCで試してみては
Windows10のコンパクトOSは、起動時間を短縮するための機能です。
ただし、Celeronレベルの低スペックでは、効果を発揮しません。
OSの圧縮状態を確認するコマンドで効果の有無が確認できます。